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財務・会計
すでに払った額は入れない、あきらめた利益は入れる
この図は、演習でこの分野の問題を解いたときにも解説の中に出ます。 図は教科書レベルの一般知識をもとに当サイトが独自に作図したもので、過去問の図表そのものではありません。
埋没原価(サンクコスト)
どういうものか:どの案を選んでも金額が変わらない、すでに決まってしまった原価
おさえる点:「ここまで投資したのだから続けるべきだ」という考えは誤りです。過去の支出は、これから先どちらを選んでも変わらないので、比較の材料になりません。
取り違えやすい相手と並べて見る
いま選んでいるもの
埋没原価(サンクコスト)
判断に入れない。すでに払ったお金は取り戻せない
取り違えやすい相手
差額原価
変わる分だけを比べる。同じ額の部分は比較しなくてよい
本試験では、すでに投じた開発費を判断に含めてしまう選択肢と、自社所有の設備だから費用ゼロとする選択肢が定番の誤りです。前者は埋没原価、後者は機会原価の見落としにあたります。
| 名前 | どういうものか | 見分ける決め手 |
|---|---|---|
| 埋没原価(サンクコスト) | どの案を選んでも金額が変わらない、すでに決まってしまった原価 | 判断に入れない。すでに払ったお金は取り戻せない |
| 機会原価 | ある案を選んだために、あきらめた別の案から得られたはずの利益 | 支払いは発生しないのに、判断には入れる |
| 差額原価 | 案どうしを比べたときに、金額が変わる部分だけを取り出したもの | 変わる分だけを比べる。同じ額の部分は比較しなくてよい |
金色の箱が判断に入れるもの、破線の箱が入れないものです。「すでに払った額は入れない、あきらめた利益は入れる」という向きが、直感と逆になるところです。