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財務・会計
自己資本利益率の3分解と、収益性・効率性・安全性の整理
この図は、演習でこの分野の問題を解いたときにも解説の中に出ます。 図は教科書レベルの一般知識をもとに当サイトが独自に作図したもので、過去問の図表そのものではありません。
売上高当期純利益率 5% × 総資産回転率 1.25回 × 財務レバレッジ 2.50倍 = 自己資本利益率 15.6%
分数を並べると、売上高と総資産が上下に同じだけ現れる
打ち消し合って残るのは 当期純利益 ÷ 自己資本 = 自己資本利益率だけ
だから、この式は覚えるものではなく、書けば出てくるもの
本試験では「自己資本利益率を高める要因はどれか」という形で問われます。3つの項のどれが動いたのかを切り分けるのが定石で、借入を増やして財務レバレッジを上げても自己資本利益率は上がる(そのぶん安全性は下がる)という点がくり返し出ます。
| 分類 | 比率と計算式 | 数値例 | 向き |
|---|---|---|---|
| 収益性 | 売上高総利益率売上総利益 ÷ 売上高 | 30% | ↑ |
| 売上高営業利益率営業利益 ÷ 売上高 | 10% | ↑ | |
| 売上高当期純利益率当期純利益 ÷ 売上高 | 5% | ↑ | |
| 総資産利益率当期純利益 ÷ 総資産 | 6.3% | ↑ | |
| 自己資本利益率当期純利益 ÷ 自己資本 | 15.6% | ↑ | |
| 効率性 | 総資産回転率売上高 ÷ 総資産 | 1.25回 | ↑ |
| 売上債権回転率売上高 ÷ 売上債権 | 6.25回 | ↑ | |
| 棚卸資産回転率売上高 ÷ 棚卸資産 | 8.33回 | ↑ | |
| 安全性(短期) | 流動比率流動資産 ÷ 流動負債 | 180% | ↑ |
| 当座比率当座資産 ÷ 流動負債 | 120% | ↑ | |
| 安全性(長期) | 自己資本比率自己資本 ÷ 総資産 | 40% | ↑ |
| 負債比率負債合計 ÷ 自己資本 | 150% | ↓ | |
| 財務レバレッジ総資産 ÷ 自己資本 | 2.50倍 | ↓ | |
| 固定比率固定資産 ÷ 自己資本 | 137.5% | ↓ | |
| 固定長期適合率固定資産 ÷ 自己資本+固定負債 | 73.3% | ↓ |
向き:↑ は大きいほど良い/↓ は小さいほど良い。 固定比率・負債比率・財務レバレッジは小さいほど安全という向きで、収益性の比率とは逆になります。
前提になる図:損益分岐点図表(もうけの構造) / この先:正味現在価値と内部収益率(投資の判断)
15個の比率を、収益性・効率性・安全性(短期)・安全性(長期)の4つに分類しています。