令和7年度 事例ⅠをAI3つが解いた|答案はどこで割れたか
この記事の結論
- 同じ問題文だけを3つのAIに配りました。互いの答案は見せていません。
- 第3問は3つとも事業部制。そのうえ3つとも、同じ場所を不安だと言いました。
- いちばん割れたのは第2問。絞り込んだ答案のほうが、趣旨から遠ざかりました。
- 正解は公表されません。示すのは、判断が分かれる場所とその理由です。
答案例を読んでも「なぜその要素を選んだのか」は残りません。書き手が何と何で迷い、どちらを捨てたのかが消えているからです。そこで令和7年度 事例Ⅰの問題文だけを3つのAIに独立して配り、出てきた4問ぶんの答案を突き合わせました。狙いは優劣を決めることではありません。同じ材料から出発しても判断が分かれる場所はどこか、そこで何を書いておけばよかったのかを取り出すことです。以下、答案はすべて原文のまま載せています。
3つのAIに、同じ問題文だけを配った
渡したのは問題文だけです。互いの答案も、当サイトの解説も、出題の趣旨も見せていません。
同じ系列の、性能の異なる3つのAI(本稿ではAI(大)・AI(中)・AI(小)と呼びます)に、同じ問題文だけを配りました。3つとも、他の2つが何を書いたかを知らないまま解いています。予備校の答案例も渡していません。同じ材料から、どこまで同じ結論に着くかを見るためです。
配った問題文は、当サイトのデータベースから転記したものです。与件文と設問文は現物の問題冊子と機械で照合してあります。転記の段階で本文がずれていると、答案の違いが読みの違いなのか材料の違いなのか分からなくなるためです。
2次試験に公式解答は公表されません。ですから、この記事は答案に○×を付けません。公表されるのは設問ごとの「出題の趣旨」だけなので、読み方は「趣旨が使っている言葉に届いているか」に限られます。
AIの答案は、人間の受験生の答案そのものではありません。ただ、与件文と設問文だけを材料に80分ぶんの判断を下すという条件は同じです。判断が3つに割れた場所は、本試験でも答案が割れる場所である可能性が高い。そこだけを取り出します。
4問のうち3問は、同じ結論に着いた
組織体制は3つとも事業部制、理念は3つとも拡張。割れたのは第1問の弱みと、第2問の拾う範囲でした。
| 設問 | AI(大) | AI(中) | AI(小) |
|---|---|---|---|
| 第1問 W(弱み) | 実験段階と社員の理解不足(参入時点と読む立場を明記) | 理解不足に加えて子息への属人化 | 小規模とマーケティング経験不足 |
| 第2問 拾う範囲 | EC・SNS・実証実験(大学と公的イベントを外した) | 4つの取り組みに加えて声を製品開発へ戻す仕組み | 4つの取り組みを並列に置いた |
| 第3問 組織体制 | 事業部制(社長直轄で束ねる折衷型) | 事業部制(他案を検討して棄却) | 事業部制 |
| 第4問 理念 | 拡張。浸透の対象に職人・県・大学まで含めた | 拡張。新旧部門の橋渡しを軸にした | 拡張。研修と説明を軸にした |
縮めた表からでも分かることがあります。第3問と第4問は結論が一致し、第1問と第2問だけが割れました。一致した2問は「落とせない設問」、割れた2問は「立場を書いておくべき設問」です。以下、割れなかったほうから順に見ます。
第3問は一致した。ただし全員が同じ不安を書いた
3つとも事業部制。そして3つとも「30名の会社に事業部制は重すぎないか」を自分で不安に挙げました。
第3問は配点20点、100字以内で、成長に向けて採用すべき組織体制とその理由を助言する設問です。答案は次のとおりでした。
| AI | 第3問の答案(原文のまま) |
|---|---|
| AI(大) | 内装材とX事業を含む知育玩具の2事業部制を社長直轄で敷く。理由は①思考様式と速度が異なる深化と探索を分離し意思決定を速め、②権限委譲で子息に続く次世代リーダーを育成、③社長が資源配分と連携を統括する為 |
| AI(中) | 内装材事業部と知育玩具事業部からなる事業部制を採用すべきである。両事業は求められる意思決定の速さやスキルが異なり、権限委譲で機動的運営を可能にしつつ、事業部長経験で次世代リーダーを育成できるため。 |
| AI(小) | 事業部制への転換が適切。内装材と知育玩具事業は異なるスキル・思考様式を要するため、各事業部に権限を付与することで、スピード感ある経営判断と次世代リーダーの育成機会が実現できる。 |
出題の趣旨(引用)。「企業向けの既存事業と一般消費者向けの新規事業の双方を、資源や能力に制約を持つA社が効果的に推進するための組織体制に関する助言能力を問う問題である。」(出典=一般社団法人 日本中小企業診断士協会連合会「出題の趣旨」)
興味深いのは答案の外側です。3つとも、自分の答案で自信の低い箇所を挙げるよう求めると、同じ不安を書きました。社員30名・売上約8億円の規模に対して、事業部制は重すぎるのではないか、という不安です。
そして趣旨は、まさにその場所を名指ししています。趣旨は「資源や能力に制約を持つ」と書いています。制約があることは出題側の前提であって、答案が避けて通る話ではありません。型を答えるだけでは、この一言に応えたことになりません。
AI(大)の答案だけが、社長直轄という形で資源配分を束ねています。事業部制の弱点である資源の重複と連携の切断を、100字の中で1つ塞いだ形です。3つの中でこれがいちばん趣旨の言葉に近い、と当サイトは読みました。
持ち帰りは1つです。型そのものは全員が書けます。差がつくのは、その型の弱点を与件文の制約と結びつけて一言で塞げるかどうかです。
第1問の弱みは、時点の読みで割れた
弱みを進出前と読むか、進出後に見えた課題まで含めるか。趣旨の「進出時における」がその審判になります。
第1問は配点20点、SWOTの4観点をそれぞれ30字以内で述べる設問です。強み・機会・脅威はおおむね揃いました。割れたのは弱みだけです。
| AI | 第1問 W(弱み)の答案(原文のまま) |
|---|---|
| AI(大) | 消費者向けは実験的段階に留まり社員の新規事業への理解不足 |
| AI(中) | 新規事業への理解不足と子息一人への属人化、育成体制の未整備 |
| AI(小) | 小規模企業、マーケティング経験不足、スキル相違の人材不足。 |
出題の趣旨(引用)。「A社の新規事業への進出時における外部環境と内部環境の現状分析をする能力を問う問題である。」(出典=一般社団法人 日本中小企業診断士協会連合会「出題の趣旨」)
設問文は「新規事業に進出した際のA社の現状」と書いています。趣旨はここを「進出時における」と言い換えました。どちらも時点を進出の側へ寄せた書き方です。時点が切られている以上、答案もその時点で切るのが素直な読みになります。
AI(大)はこれを参入時点の断面と読み、進出後に見えてきた子息一人の限界を弱みから外しました。しかも「参入時点と読む」という立場を答案の外に明記しています。AI(中)は逆に、進出後の課題である属人化を弱みに入れました。
属人化が誤りというわけではありません。ただ、それは第3問で組織体制を助言する理由として使うほうが、設問どうしの分担に合います。同じ材料を2つの設問で使うと、片方の枠が余ります。
AI(小)の「マーケティング経験不足」は、方向としては自然です。ただし与件文にこの言葉はありません。実験的な段階にとどまっていた、という記述からの推測です。受験生が本番でいちばんやりがちな一歩でもあります。
持ち帰りは、SWOTの中身より先に「いつ時点のSWOTか」を設問文から確定することです。した際・現在・今後といった時点の限定語は、飾りではなく採点の枠そのものです。
第2問で、拾った数がいちばん割れた
設問文だけを読んで筋を通した答案が、いちばん多くの材料を捨てました。ここがこの回の分かれ目です。
第2問は配点30点、150字以内です。設問文は「顧客との接点を作るために行った取り組みや工夫」と書いています。与件文には、この設問に当てられそうな取り組みが4つ以上並んでいます。
| AI | 第2問の答案(原文のまま) |
|---|---|
| AI(大) | ①ターゲットを教育熱心な子育て家庭と定め、②直営店・県アンテナショップに加え大手ECに出店し接点を広げ、③子息主導でSNS発信や子育てイベント出展を行い、④県の支援で保育園・幼稚園等での実証実験と県広報でのPRを実施した。子どもが日常的に製品に触れる場を作り、得た反応を新製品の着想に活かした。 |
| AI(中) | 直営店・県アンテナショップに加え大手ECサイトへ出店し販路を広げた。子息がSNS発信や子育てイベント出展を企画し、ターゲットの子育て家庭との接点を増やした。さらに保育・教育施設での実証実験や大学との教育連携ワークショップにより、子どもが日常的に製品に触れる場を作り、そこで得た声を製品開発に活かした。 |
| AI(小) | 直営店・アンテナショップ・大手ECサイトの多元販売チャネル構築、SNS・子育てイベント出展による情報発信、県内保育施設での実証実験を通じた直接接触、地元大学とのワークショップ形式での共同研究で、保護者と子どもが製品に日常的に接する環境を創出した。 |
| 与件文にある材料 | AI(大) | AI(中) | AI(小) |
|---|---|---|---|
| 直営店と県のアンテナショップ | 入れた | 入れた | 入れた |
| 大手ECサイトへの出店 | 入れた | 入れた | 入れた |
| SNSでの発信と子育てイベントへの出展 | 入れた | 入れた | 入れた |
| 県による実証実験の支援と広報での協力 | 入れた | 入れた | 入れた |
| 地元大学とのワークショップ | 外した | 入れた | 入れた |
| ターゲット顧客をどこに置いたか | 入れた | 触れた | 外した |
| 得た反応を製品開発へ戻す仕組み | 入れた | 入れた | 外した |
| 公的団体が主催したイベントへの出展 | 外した | 外した | 外した |
3つとも外した材料が1つあります。公的団体が主催したイベントへの出展です。文字どおりの顧客との接点なのに全員が落としました。理由も3つとも同じで、これは新規事業を決める前の出来事だからです。同じ設問を4通りに解いた別の記録でも、4通りとも同じ判断をしています。
絞り込みの美学が、趣旨から遠ざけた
設問文の字面は「顧客との接点」、趣旨の軸は「補完」。この2つがずれて見える設問では、絞り込みが失点になります。
出題の趣旨(引用)。「企業向け事業に取り組んできたA社が、一般消費者向けの新規事業に挑戦する際の、資源や能力の補完に関する組織的工夫を分析する能力を問う問題である。」(出典=一般社団法人 日本中小企業診断士協会連合会「出題の趣旨」)
AI(大)は大学とのワークショップを「顧客接点ではなく製品開発である」と判断し、意図的に外しました。公的団体のイベントも「決断より前の出来事」として外しています。設問文だけを読むかぎり、どちらも筋の通った絞り込みです。
ところが趣旨の軸は「顧客との接触」ではありませんでした。趣旨は「資源や能力の補完」と書いています。問われているのは、自社に無いものを外の誰がどう埋めたか、です。
この軸で読み直すと、県の実証実験支援も、大学との連携も、地域の木工職人との関係も、すべて補完の主役になります。広く拾ったAI(中)とAI(小)のほうが、結果として趣旨の言葉に近づきました。
これがこの回でいちばん教材になる分岐だ、と当サイトは考えています。うまく絞り込めた答案ほど、設問文の字面には忠実で、趣旨の軸からは遠い、という形になりうるからです。絞り込みは常に安全な操作ではありません。
与件文が取り組みを4つも並べているときは、出題側が全部書かせたがっていると疑ってよい場面です。150字という器の大きさも、それを裏づけています。30字の設問で4つは書けませんが、150字なら書けます。
持ち帰りは、材料が与件文に並べてある設問では、選抜より網羅を疑うことです。字数の器の大きさが、いくつ拾わせたいかの合図になります。
第4問は全員が拡張。差は社内か社外か
理念を差し替えず、対象を広げる。ここは3つとも一致しました。差が出たのは浸透させる相手のほうです。
第4問は配点30点、150字以内で、企業理念の再定義と浸透を助言する設問です。3つとも、創業以来の理念を否定せず、対象を子どもや次世代へ広げる形を選びました。ここは割れなかった、つまり落とせない判断です。
| AI | 浸透させる相手として答案に書いたもの |
|---|---|
| AI(大) | 社長と子息による発信/既存社員/評価・育成制度/木工職人・県・大学 |
| AI(中) | 社内報・研修/実証実験と大学連携の成果共有会/部門横断の交流 |
| AI(小) | 従業員研修/顧客への説明/地域大学とのワークショップ |
出題の趣旨(引用)。「A社が新規事業を推進するにあたり、どのようなものに企業理念を見直したり、いかにそれを社内外に伝達・浸透させたりすればよいかの助言能力を問う問題である。」(出典=一般社団法人 日本中小企業診断士協会連合会「出題の趣旨」)
趣旨は「社内外に伝達・浸透」と書いています。外が明示されている以上、社内向けの施策だけで150字を使い切ると、趣旨の半分に答えていないことになります。AI(大)だけが職人・県・大学を対象に含めました。
AI(中)は成果共有会と部門横断の交流、AI(小)は研修と顧客への説明を挙げています。AI(中)の共有会は大学連携を材料にしていますが、集まる相手は社内です。設問文が相手を「関係者」と広く書いていることも、外を拾う後押しになります。
不安だと言った場所は、実際に割れた
3つに自信の低い順を挙げさせると、実際に判断が分かれた場所とよく重なりました。ただし例外が1つあります。
答案とは別に、自信の低い設問を3つ挙げてもらいました。書いた本人が「ここは割れる」と分かっているかどうかを見るためです。
| 設問 | 不安に挙げたAI | 実際はどうだったか |
|---|---|---|
| 第3問(組織体制) | 3つとも | 結論は一致。ただし全員が同じ弱点を心配していた |
| 第4問(理念の文言) | 3つとも | 方向は一致。浸透の相手で差が出た |
| 第1問(弱み) | AI(大)とAI(中) | 時点の読みで割れた |
| 第2問(拾う範囲) | AI(小)のみ | 4問の中でいちばん大きく割れた |
4問中3問で、不安の申告と実際の分かれ目が重なりました。答案を書いた本人が、割れる場所をかなり正確に当てているということです。同じ傾向は、令和6年度の事例Ⅳで同じ実験をしたときにも出ています。
例外は第2問です。いちばん大きく割れたのに、不安として挙げたのはAI(小)だけでした。AI(大)は絞り込みに筋を通した結果、そこが危ないと感じていません。うまく理由づけできた判断ほど、自分では危険に見えない、ということでもあります。
だから使い方はこうなります。書き終えて不安が残った箇所には、立場を一言添える。そして「うまく説明できたから大丈夫」と思った絞り込みも、同じ危険度で見直す。自己申告は当てになりますが、当てにならない側にこそ第2問がありました。
得点の見立てと、事例Ⅳとの差
3つの差は10点前後に収まりました。同じ実験を事例Ⅳでやったときの30点規模とは、開きがまるで違います。
以下は当サイトの見立てであって、実測ではありません。この答案には公式解答も得点開示も存在しないので、確かめる方法がそもそもありません。趣旨の言葉にどれだけ届いたかから逆算した概算だと考えてください。
AI(大)は第1問と第4問で趣旨の限定語を正確に踏み、第2問の除外だけが失点の可能性として残りました。AI(中)は全問で大きな事故がなく、AI(小)は方向は全問正しいものの、与件文に無い語と浅い浸透策で細かく削られる形です。
注目したいのは差の小ささです。上限と下限の幅を無視して中央だけを見ると、3つの開きは10点前後にとどまりました。記述中心の事例では、方向さえ合っていれば部分点が差を均すからです。
同じ3つで令和6年度の事例Ⅳを解いたときは、見立ての開きが30点規模ありました。計算問題は条件の読み違えが1つあると設問ごと落ちるので、部分点が差を埋めません。事例の性質がそのまま差の大きさに出ています。
この差は、当サイトが得点開示データを分析したときの結論とも向きが揃います。106人分の開示得点では、合計点のばらつきのうち38.6%を事例Ⅳ単独で説明できました。他の3事例はおおむね20%ずつです。
AIに解かせた実験は受験生の母集団ではありません。それでも、事例Ⅳだけ差が開くという同じ形が、まったく別の測り方から出てきました。学習時間の配分を考えるときは、この一致のほうを手がかりにしてよいと考えています。
この実験から受験生が持ち帰れること
割れた場所は3つとも、答案の外側で決まっていました。中身より先に、枠の取り方で差がついています。
- 1時点の限定語を先に確定する。した際・現在・今後は飾りではなく、答案に入れてよい材料の範囲そのものです。第1問はここだけで割れました。
- 2網羅か選抜かは、字数の器で判断する。与件文が材料を並べていて、なお150字が与えられているなら、絞り込みは疑ってかかる場面です。
- 3割れる場所には立場を書く。どちらの読みも成り立つ設問では、採った読みを一言添えるだけで、答案が偶然の当たり外れから外れます。
3つ目は特に、字数を使う割に効果が見えにくい操作です。ただしこの回の第1問のように、時点の読みが分かれる設問では、立場のない答案は読み手に「たまたま合った」のか「分かって書いた」のかを判断させません。
型を覚えることの効き目は、この実験ではあまり大きく出ませんでした。第3問は3つとも事業部制に着いています。差がついたのは、その型の弱点を与件文の制約と結んで塞げたかどうかでした。
この記事で言えないこと
- AIの答案は、人間の受験生の答案の代理にすぎません。3つが割れた場所が本試験でも割れるとは限らず、逆に受験生だけが割れる場所もあります。
- 出題の趣旨は、何を問うたかを出題側の言葉で示すものです。どの要素に何点入るかは書かれていません。趣旨に近い答案が高得点だとは、誰にも言えません。
- 得点の見立ては見立てです。実測ではありません。この答案は採点されておらず、採点する手段もありません。数字は答案の距離感を示す目安として読んでください。
- 3つのAIは同じ条件で解いていますが、80分の時間制限は課していません。本番の時間圧の下でも同じ判断になるかは、この実験では分かりません。
答案と分類、および得点の見立ては当サイトの独自のものです。出題の趣旨と問題(与件文・設問文)の著作権は一般社団法人 日本中小企業診断士協会連合会に帰属します。全文は試験実施機関の公表資料でご確認ください。
この記事のまとめ
- 同じ問題文だけを3つのAIに配りました。互いの答案は見せていません。
- 第3問は3つとも事業部制。そのうえ3つとも、同じ場所を不安だと言いました。
- いちばん割れたのは第2問。絞り込んだ答案のほうが、趣旨から遠ざかりました。
- 正解は公表されません。示すのは、判断が分かれる場所とその理由です。
よくある質問
- どのAIの答案がいちばん正しいのですか?
- 決められません。2次試験に公式解答は公表されないので、どの答案が何点だったかは誰にも分からないためです。この記事が示せるのは、公表されている出題の趣旨の言葉にどれだけ近いか、という距離だけです。得点の見立ても実測ではなく、当サイトの概算です。
- 3つとも同じ答えだった設問は、そこが正解だということですか?
- いいえ。一致は「同じ材料から素直に読むとそこへ着く」という意味であって、採点で加点されるという意味ではありません。第3問は3つとも事業部制でしたが、3つとも会社の規模に対して重すぎないかを自分で心配していました。一致した設問ほど、型の弱点を塞ぐ一言で差がつきます。
- AIに解かせた記録が、受験生の勉強に役立つのはなぜですか?
- 同じ材料から出発しても判断が分かれる場所を、答案の外側の理由つきで取り出せるからです。答案例だけを読んでも、書き手が何を捨てたかは残りません。割れた場所が分かれば、そこは本番で立場を書いておくべき場所だと事前に決めておけます。

