8年連続で出題されている論点一覧|暗記が間に合わないならここから固める
この記事の結論
- 直近8年すべてで出題された分野を科目別に一覧しました。時間が足りないときはここから固めます。
- 過去11年のバックテストでは、この一覧の分野が翌年も出た割合は88.5%でした。
- 優先順位は ①毎年出る分野 → ②頻出なのに解けていない分野 → ③その他の順です。
「全部は間に合わない」と感じたら、出題確度の高い順に絞るのが定石です。この記事では、当サイトの過去問マスターデータ19年分(2007〜2025年度)から、直近8年度の本試験すべてで出題され続けている「コア論点」を科目別に一覧します。なお、この一覧の分野が翌年も出た割合は、過去11年のバックテストで実測88.5%でした。最優先ではありますが、確実ではありません。
直近8年「毎年出題」の分野一覧
以下は、当サイトの全収録問題に付与している分野タグを使い、直近8年度の本試験(再試験・予想問題は除く)を科目×分野×年度で集計して、8年すべてで出題があった分野だけを抜き出したものです。ここに載っている分野は、出題実績上「来年も出る」と考えて準備するのが合理的です。
集計対象: 2019〜2026年度の本試験(当サイト独自の分野タグによる集計・再試験と予想問題は除外)。 全173分野を、8年のうち何年で出題されたかで並べています。
| 8年 | 毎年出る | 36分野 | 最優先。ここを落とすと合格が遠のく |
|---|---|---|---|
| 7年 | ほぼ毎年出る | 33分野 | 毎年出る分野と同じ扱いでよい |
| 5〜6年 | 半分以上の年で出る | 67分野 | 余力があれば押さえる。出れば得点源 |
| 3〜4年 | 2〜3年に1回程度 | 31分野 | 手が回らなければ後回しでよい |
| 1〜2年 | ほとんど出ない | 6分野 | 直前期に手を出す価値は低い |
8年ぶんしかデータが無いので、たとえば5年出題と4年出題の差は誤差の範囲に入ります (コインを8回投げたときのばらつきと同じ程度)。 年数そのもので細かく順位を付けず、 上の帯の単位で見てください。
「この分野を演習する」は直近8年分に絞って出題します。 解答できる年度は会員プランによって異なるため、未ログイン・無料の方は出題数が表示より少なくなることがあります(全年度の解放はこちら)。
毎年出る(36分野)
最優先。ここを落とすと合格が遠のく
経済学・経済政策6分野
財務・会計5分野
企業経営理論5分野
運営管理12分野
- 輸送・配送管理8年中8年・21問この分野を演習する →
- 生産計画・在庫管理8年中8年・21問この分野を演習する →
- 物流センター・倉庫管理8年中8年・20問この分野を演習する →
- 店舗施設・レイアウト8年中8年・18問この分野を演習する →
- 商圏・SC・商業統計8年中8年・17問この分野を演習する →
- 在庫管理・発注方式8年中8年・17問この分野を演習する →
- 商業立地・まちづくり法制8年中8年・16問この分野を演習する →
- 生産性改善・工程管理・現場手法8年中8年・16問この分野を演習する →
- 設備管理・信頼性工学・保全活動8年中8年・14問この分野を演習する →
- ライン編成・スケジューリング・最適化計算8年中8年・14問この分野を演習する →
- 商品予算・収益管理指標8年中8年・13問この分野を演習する →
- 商品コード・SCM・流通情報システム8年中8年・12問この分野を演習する →
ほぼ毎年出る(33分野)
毎年出る分野と同じ扱いでよい
経済学・経済政策1分野
企業経営理論5分野
運営管理8分野
経営法務8分野
経営情報システム6分野
半分以上の年で出る(67分野)
余力があれば押さえる。出れば得点源
経済学・経済政策8分野
財務・会計8分野
企業経営理論15分野
運営管理7分野
経営情報システム8分野
2〜3年に1回程度(31分野)
手が回らなければ後回しでよい
財務・会計5分野
経営情報システム3分野
ほとんど出ない(6分野)
直前期に手を出す価値は低い
経済学・経済政策1分野
企業経営理論1分野
演習ページの「分野を指定」から、上記の分野だけを集中的に解けます。
分野の区分は当サイト独自の分野タグにもとづくもので、試験団体の公式な出題区分ではありません。一覧は収録データの更新(新年度の過去問追加)にあわせて自動で再集計されます。
なぜ「連続出題」を最優先するのか
毎年出ている分野は、来年も出る可能性がいちばん高い。時間が足りないときに真っ先に固めるべき場所です。
1次試験の出題範囲は広く、直前期に全範囲を均等に回すのは現実的ではありません。一方で、8年連続で出題されている分野が翌年も出た割合は、過去11年をさかのぼって検証したところ実測88.5%(分野単位の95%区間 83.7〜91.5%)でした。他のどの帯よりも高い数字です。「出るかもしれない論点」を広く浅く追うより、この帯の論点を定義・数値・要件のレベルまで固めるほうが、同じ学習時間あたりの期待得点が高くなります。
ただし88.5%は「確実」ではありません。10分野に1分野以上は、8年連続で出ていたのに翌年は出ないということです。36分野なら4〜5分野が空振りする計算になります。この帯は「ここだけやれば足りる」場所ではなく、「時間が足りないときに最初に手をつける」場所だと考えてください。検証の詳しい手順と、他の帯の実測値は別記事にまとめています。
同じ検証で、8年のうち1〜2回しか出ていない分野でも翌年に出た割合は60.6%ありました。1年に227問が出るため、「まったく出ない」ほうが珍しい構造です。捨てて安全な分野はほぼ見当たりません。この一覧は「捨てる分野を決めるため」ではなく「着手の順番を決めるため」に使ってください。
また、連続出題分野は過去問のストックが厚いため、演習だけで論点の全体像をつかめるという実利もあります。8年×1〜3問の蓄積があれば、選択肢の「誤りの作り方」のパターンまで見えてきます。テキストを読み直すより、該当分野の過去問をまとめて解くほうが速いのはこのためです。
直前期の3段階優先順位
①毎年出る分野 → ②頻出なのに解けていない分野 → ③その他。上から順に埋めるだけで、迷う時間が減ります。
- 1第1優先: 上の「8年連続」分野を、定義・数値・計算手順のレベルで固める(あいまいな理解を放置しない)。
- 2第2優先: 「1年欠け」の準コア分野。連続こそ途切れているが出題確度は高い。
- 3第3優先: 頻出なのに全国推定正答率が低い「差がつく分野」。ここが上積みの源泉になる。
第3優先の「差がつく分野」は別記事でランキング形式にまとめています。コア論点を固め終えた人は、そちらで上積みを狙ってください。
毎年出る分野を指定して集中演習する
- 1上の一覧から、自分の受験科目のコア論点を選ぶ。
- 2演習ページの「分野を指定」から該当分野だけを出題して、直近数年分をまとめて解く。
- 3間違えた問題は解説で「誤りの肢がなぜ誤りか」まで確認し、数日後にもう一度だけ解き直す。
この記事のまとめ
- 直近8年すべてで出題された分野を科目別に一覧しました。時間が足りないときはここから固めます。
- 過去11年のバックテストでは、この一覧の分野が翌年も出た割合は88.5%でした。
- 優先順位は ①毎年出る分野 → ②頻出なのに解けていない分野 → ③その他の順です。
よくある質問
- 毎年出ている論点は、来年も出ますか?
- 過去11年のバックテストでは、直近8年すべてで出題された分野が翌年も出た割合は88.5%でした。最優先ではありますが、確実ではありません。
- 時間が足りないとき、どこから手を付けるべきですか?
- ①毎年出る分野 → ②頻出なのに解けていない分野 → ③その他 の順です。この順に埋めるだけで、何をやるか迷う時間が減ります。

