学習計画
7科目はどの順番で勉強する?科目特性と学習順序の考え方
7科目もあると「どれから手を付けるか」で迷いがちです。結論はシンプルで、時間のかかる理解系を先に、記憶の鮮度が効く暗記系を試験に近い時期に置くのが定石です。
大原則:理解系を先に、暗記系を後に
7科目は性質で2つに分けられます。ひとつは、理解の積み上げに時間がかかるかわりに一度身につくと忘れにくい「理解系」。もうひとつは、理解の負担は軽いものの覚えた端から忘れていく「暗記系」です。学習期間の前半を理解系に投資し、暗記系は試験日から逆算して後半に寄せると、記憶のピークを試験日に合わせられます。
| タイプ | 科目 | 置く時期 |
|---|---|---|
| 理解系(忘れにくい) | 経済学・経済政策/財務・会計/企業経営理論/運営管理 | 学習期間の前半 |
| 暗記系(忘れやすい) | 経営法務/経営情報システム/中小企業経営・中小企業政策 | 試験に近い後半 |
理解系4科目の特徴
- 財務・会計:最重要科目。計算に慣れが必要で、毎日少しずつ触れるのが最も効きます。1次試験は電卓が使えないため、手計算の練習も兼ねて早期から着手を。
- 経済学・経済政策:グラフの理解がすべての土台。丸暗記が通用しない科目なので、初期にまとまった時間を確保して「なぜそうなるか」を固めます。
- 企業経営理論:日本語が独特で、知識があっても読解に慣れないと点になりません。過去問の言い回しに早くから触れておくべき科目です。
- 運営管理:生産管理と店舗・販売管理の2本立て。計算問題と知識問題が混在し、範囲は広いものの1問ごとの深さは中程度。理解系の中では後半でも間に合います。
暗記系3科目の特徴
- 経営法務:会社法・知的財産権が2本柱。条文の細かい数字(期間・人数)が問われるため、直前期の詰め込みが得点に直結します。
- 経営情報システム:IT用語の知識問題が中心。IT に馴染みがあれば短期間で仕上がる一方、初学者は用語のインプットに時間を見込む必要があります。
- 中小企業経営・中小企業政策:中小企業白書の統計と支援施策が出題の中心で、毎年内容が入れ替わります。早く始めても古い数字を覚えてしまうため、7科目の中で最も試験直前に寄せるべき科目です。
モデルスケジュール(試験前年の秋に開始する場合)
- 1秋〜冬:財務・会計を毎日30分+経済学を集中的に。学習の体力をつける時期。
- 2冬〜春:企業経営理論→運営管理へ。財務・会計の毎日習慣は継続。
- 3春〜初夏:経営法務・経営情報システムのインプットと過去問演習。
- 4試験2か月前〜:中小企業経営・中小企業政策に着手。全科目を過去問の周回と年度別演習に切り替え。
2次試験まで見据えるなら、財務・会計/企業経営理論/運営管理の3科目は2次試験の事例に直結します。この3科目は「1次で60点取れればよい」ではなく、少し深めに理解しておくと後で効いてきます。
